フィンペシア、もう試した?

フィンペシアはプロペシアのジェネリックです。共にフィナステリドという成分が含まれています。

フィンペシアは一番人気のジェネリック

AGA治療に用いる医薬品のフィンペシア、これは同じくAGA治療薬として販売・処方されているプロペシアを基にして作られている「プロペシア・ジェネリック」と呼ばれる種類の医薬品です。

プロペシアを基にしたジェネリックの製品は非常に多く存在しており、製品によって使用効果に違いがあるというわけではありませんが、その中でもフィンペシアは非常に高い人気があります。

フィンペシアやその基となったプロペシアにはどういった効果があるのか、そしてプロペシアを基にして作られたジェネリックのフィンペシアはなぜ人気が高いのか、その理由について解説をします。

薄毛に悩み、どのようにして改善していくか悩んでいる人はフィンペシアの人気の理由などについて知ってみましょう。

フィンペシアは何のための薬か?

フィンペシアが人気の理由などを説明する前に、大前提の部分の話としてそもそも「フィンペシアが何の薬なのか」という部分を紹介します。

フィンペシアという医薬品がどういった効果のある医薬品なのかですが、この薬というのは「AGA治療薬」と呼ばれる医薬品になります。

AGAというのは日本語で「男性型脱毛症」と呼ばれる、脱毛症の1つです。

この脱毛症というのは、男性の体内で多く分泌される性ホルモンの男性ホルモンが原因となり発症する脱毛症です。

AGAがどのようにして発症するのかというメカニズムはさておき、フィンペシアを服用すると体内で有効成分のフィナステリドが作用し、男性ホルモンの中でもAGAの原因となる物質の生成を抑制し、AGAの症状進行が抑制されます。

インドの大手製薬メーカーが製造販売

フィンペシアは「シプラ社」という製薬会社が製造と販売を行うAGA治療薬です。

シプラ社はインドマハーラーシュトラ州のムンバイに本社をおく製薬会社で、ジェネリック医薬品の製造を主に行っているメーカーとして世界中で知られています。

シプラ社が製造する医薬品は一般医薬品だけでなく、処方薬の抗生物質、抗がん剤、HIV治療薬、糖尿病薬、関節炎治療用の消炎鎮痛剤、心疾患薬、喘息薬といった多くのものを製造しています。

また、人間が使用する医薬品だけでなく動物用のヘルスケア用品も製造しているため、動物を飼育している人の中には自分がシプラ社の製品を使用したことがなくとも、シプラ社の存在を知っているという人も多く居ます。

AGAにのみ効果があることに気をつける

AGA治療薬のフィンペシアを使用する上で注意をすべきこととして、有効となる症状があります。

というのも、フィンペシアの有効成分であるフィナステリドというのは人間の体内で生成される酵素の対して働きかけ、特定の男性ホルモンが生成されるのを抑制する効果があります。

したがって、男性ホルモンが原因となり発症するAGAに対してフィンペシアは優れた効果がありますが、脂漏性皮膚炎による脱毛やストレスによる円形脱毛症といった症状に対しては効果がありません。

そのため、フィンペシアを使用する際には効果を発揮する症状と効果を発揮しない症状が存在するということを知った上で使用するようにしましょう。

プロペシアとの違い

これまでに何度も紹介していますが、フィンペシアというのはプロペシアという医薬品を基にして作られている医薬品です。

したがって、フィンペシアとプロペシアには多くの共通点が存在しています。

具体的な共通点としては使用されている成分、そして1錠あたりに配合されている成分量です。

ジェネリックと呼ばれる特定の製品を基にした医薬品というのは、摸倣元の医薬品で使用されている成分と同じものを、同じ量配合した上で模倣するよう定められているからです。

そして使用されている成分の種類や量が摸倣元のものと同じものになっているため、フィンペシアとプロペシアは使用効果という点でみても、同等の効果を発揮する医薬品となっています。

フィナステリドとは?

フィンペシアには有効成分として「フィナステリド」という成分が使用されています。

このフィナステリドという成分は医薬品の中でも「抗アンドロゲン剤」と呼ばれる種類の医薬品になります。

抗アンドロゲン剤は男性ホルモンの働きを抑制する効果が有る医薬品で、別名「抗男性ホルモン剤」と呼ばれる医薬品です。

使用効果は性ホルモンの中でも男性に対して現れるものが多い傾向にあります。

具体的な効果としては男性の性欲減退、前立腺肥大症や前立腺癌、それに伴う排尿障害の治療、そして脱毛の抑制や多毛症の抑制といった効果があります。

開発経緯としては、1991年にフィナステリドの開発がスタートされ、翌年1992年にアメリカにて前立腺肥大症の治療薬として認可が下り、プロスカーという名称で販売が始まりました。

そしてプロスカー販売後、使用者の中から副作用としてAGAの抑制効果があるという報告が上がり始め、追加の研究等を行った結果1997年にFDA(米国食品医薬品局)からAGA治療薬としてフィナステリドを使用した製品の販売が認められました。

それ以降世界各国でAGA治療薬としてフィナステリドを配合したプロペシアの認可が降り始め、日本では2005年に承認を受け、12月よりAGAクリニックを始めとする医療機関で処方されるようになりました。

元は前立腺肥大の薬

フィンペシアやその基となったプロペシア、この2つの薬にはフィナステリドという成分が使用されています。

フィナステリドというのは元々AGA治療薬に使用する成分として配合されているものではなく、前立腺肥大症や前立腺癌の治療薬に使用する成分として開発や研究が初められていました。

しかし前立腺肥大症や前立腺癌といった症状の治療薬としてこのフィナステリドを使用している人の中から、AGAの症状が改善されたという報告が多数上がり、実験や研究を行った結果、AGA治療薬として認可が下りました。

現在でもフィナステリドを有効成分とした前立腺肥大症などの治療薬は存在しているため、知らず知らずにフィナステリドを使用しているという人も非常に多くいます。

フィンペシアを使うと何が起きるのか?

フィンペシアの使用効果についてですが、このフィンペシアには抗アンドロゲン剤であるフィナステリドが有効成分として配合されています。

したがって、フィンペシアを使用した際にはフィナステリドの作用によって発生する効果を得られます。

フィナステリドの効果としては大きく分けて2つ、前立腺肥大症などの前立腺の異常を改善する効果、そしてAGAの改善効果があります。

フィンペシアはフィナステリドを有効成分として配合する医薬品の中でも、AGAの症状を改善するために使用される製品です。

したがって、フィンペシアを使用した際にはフィナステリドの効果の中でもAGAの改善効果を強く実感することが可能となります。

作用の仕組みについて簡単に説明をすると、フィナステリドが身体に吸収されると体内で5α-還元酵素という物質の活動を抑制します。

この5α-還元酵素というのは、男性ホルモンのテストステロンと結合し、DHT(ジヒドロテストステロン)という物質を作り出します。

そして5α-還元酵素によって作られたDHTが毛根の毛包細胞という部位に対して作用すると、毛髪の成長が阻害され薄毛になる、AGAの症状が出るようになります。

フィナステリドの作用によって5α-還元酵素の活動が抑制されると、DHTの生成も抑制された状態となります。

その結果、髪の成長が阻害されることもなくなり、正常に髪が生えてくるようになる、AGAが改善された状態になります。

わずかながら発毛も可能?

フィンペシアを使用したAGAの改善というのは、直接毛髪の成長に対して有効成分のフィナステリドが作用するようなものとは違います。

したがって、フィンペシアを使用したAGA治療の際にはフィナステリドの作用によって直接的な発毛効果や育毛効果といったものは実感できないと言われています。

しかしフィンペシアを使用した場合、DHTの影響によって完全に成長が止まり、頭皮の中で眠っていた毛根がDHTの現象によって再活動を始めます。

その結果、爆発的な量ではありませんが若干の発毛効果を実感できるようになります。

そのため、フィンペシアを使用した際には若干の発毛効果を期待する事も可能といえるでしょう。

発毛に期待するならミノキシジル

フィンペシアを使用した際に得られる発毛効果というのは、発毛や育毛によってAGAの改善を行う「ミノキシジル」という製品と比べると非常に弱いものです。

したがって、ミノキシジルを使用した時ほどの優れたAGA改善効果というのは期待できません。

もしAGAの改善をDHTの抑制によって行うのではなく、発毛や育毛によって行いたいという時には、フィンペシアではなくミノキシジルを使用する、もしくは2つを併用するという方法で治療を行っていくと良いかもしれません。

長く使うならフィンペシア

AGA治療薬として販売されているフィンペシア、そして基となったプロペシア、どちらを使用した方がより便利に、そしてお得にAGA治療が可能なのかですが、これについてはフィンペシアの方がより便利でお得であるといえます。

というのも、AGA治療薬野中でもフィナステリドを配合した医薬品というのは数日、数週間といった使用期間が短い医薬品ではなく、数年単位で使用し続ける必要のある医薬品なのです。

一般的には使用し始めてから1年ほどでAGAが若干改善し始めたと感じるようになり、4年から5年で使用した人の大多数にAGAの改善が見られるようになる、と言われています。

したがって、フィナステリドを配合したAGA治療薬を使用する際には早くても1年、確実に効果を体感したいのであれば4年から5年程は使用し続ける必要があるのです。

そして長期間使用し続ける際にはどうしても医薬品の処方費といった点がネックとなってしまいます。

しかしフィンペシアのようなジェネリックの医薬品は、その基となった製品と比べて価格が安い傾向にあります。

したがって、フィンペシアを使用した際には基となったプロペシアよりも少ない負担で、プロペシアを使用した時と同じようなAGAの治療が可能となるのです。

プロペシアが悪いというわけではない

ここまでフィンペシアが素晴らしい医薬品であるといった具合に紹介してきましたが、ここで勘違いをしてほしくないこととして「プロペシアも素晴らしい薬である」ということがあります。

プロペシアはフィンペシアの基となった薬、つまりプロペシアがなければフィンペシアは製造されていないという事です。

したがって、フィンペシアが素晴らしくプロペシアは良くないということはなく、プロペシアもフィンペシアと同じく素晴らしい医薬品なのです。